新たにデザインの現場に足を踏み入れた方に贈る、クリエイティブに必要な10の基礎知識。この連載では、国内最大級のストックフォトサイトを運営するアマナイメージズが、広告やWEBの制作に欠かせない基礎知識や知っておくと役に立つ仕事のヒントをお伝えします。

比較的早い段階で任されることのひとつに「写真を探す」という仕事があります。デザインに使用する写真は、撮影する場合もあれば、「ストックフォト」と呼ばれる素材を使用する場合もありますが、今回はレディメイドの素材「ストックフォト」を徹底解説!デザイナーでも意外に知らない人が多いライセンスの違いなど、同期に差がつく基礎知識です。

 

ストックフォトとは

ストックフォトとは、広告や販促、出版などに利用できるレディメイド(既製品)の写真・イラスト素材です。最近では写真やイラストなどの静止画だけでなく、動画や3D、楽曲・効果音などもストック素材として取り扱われています。


 

ストックフォトのメリット

ストックフォトは既にある写真をWEBサイトなどで探して購入するので、手軽で早いのが最大の特徴です。こんなときに“使える”ストックフォトの3大おすすめポイントはこちら!

■時間がない

制作時間がないときに既存の写真や映像の素材を使用することは大きなメリットです。海外の風景や建物といった遠方のもの、オーロラや紅葉といった季節や気象条件が整わなければ撮影できないものは、特にストックフォトがおすすめです。

■予算がない

一から撮影すると、カメラマンはもちろん、スタジオ、ロケの手配、モデルや小道具など膨大な予算がかかります。その点ストックフォトでは用途やサイズなどに応じて決まった料金で利用することが可能です。

■存在しない

既に失われた過去の風景や出来事も、アーカイブとしてストックされています。写真が発明された19世紀半ばから現在までの歴史的な瞬間、偉人たちの肖像の写真や映像がストックフォトとして利用可能です。

 

ストックフォトの種類

ストックフォトには、いくつかのライセンスや料金の形態があるので、それを覚えておくことも重要です。例えば上司や先輩に写真を探すように指示されたとき、どの種類の写真を探すか確認するだけで、検索範囲を絞り込め、効率的に探すことができます。

■無料素材(フリー素材)

文字通り、無料で使える素材です。「フリー素材」と言われることもありますが、著作権やその他の権利がフリーというわけではありません。また、提供元によっては無料で使える範囲が私的な使用に限られていて、商用で(つまり仕事で)使う場合には課金の対象となる場合もあります。

■ロイヤリティフリー(RF)

1度購入すると、使用目的(媒体)や使用回数、期間の制限なく使用することが可能です。ただし、販売商品に使用する場合など、特定の用途ではエクストラ・ライセンス(追加料金)が必要な場合もあります。使用履歴は確認できません。

略して「フリー素材」と言われることもあるので、そんな時には無料素材かロイヤリティフリー素材かしっかり確認しておくと安心です。

■ライツマネージド(RM)

使用する用途やサイズ、期間などで料金が決まる商品です。同じ案件でも媒体ごとに課金され、使用期間を過ぎると使用できません(所定の手続きで延長可能)。

ロイヤリティフリーと比べると使いにくいな、と感じるかもしれませんが、実は、大きな利点もあります。それは、使用履歴が管理されているという点です。選んだ画像が過去にどの企業で使われたかを調べることができるので、競合とバッティングしたくない場合に便利です。また、商品によっては一定の期間独占で使用することが可能な場合もあるので、確実にバッティングを避けたいときには特におすすめです。

 

 

ストックフォトとはどういった商品か、ご理解いただけたでしょうか?
次回は、実際に写真を選ぶポイントを解説します!

 

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