VR元年とよばれる2016年、VR機器として最も注目されていたPlayStation VRが10月13日(木)に発売されました。予約開始直後、あっというまに予定数に達し、発売日の当日販売も限られた数しか入荷されず、品薄状態が続いていることでゲーム業界を超えて広く話題になっています。

そんなPlayStation VR(以下 PSVR)ですが、2016年9月に開催され、総来場者数が歴代最多の27万人を超えた東京ゲームショウ2016(以下 TGS 2016)でほんの少しだけですが、体験することができたので感想をお伝えしたいと思います。

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2016年10月13日(木)に発売されたPlayStation VR本体

PlayStation VRとは

PlayStation VR(プレイステーション ヴィーアール)はソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)が開発したヘッドマウントディスプレイ(HMD)。VRとは仮想現実(Virtual Reality)のことで、CGなどで表現された現実の世界と区別された仮想世界を指しています。

SIEがPS4コンテンツをVRで遊ぶために開発したHMDとして発表され、大きな話題となりました。Oculus RiftやHTC vibeなどの他のVR機器で比較すると、コストパフォーマンスに優れていることと、PS4の知名度や今後拡充が予定されているソフトウェアの期待から発売日前より注目を集めていました。

PSVR_TGS2016

TGS 2016で目玉となったPlayStation VR体験ブース

無料配信VRパーティーゲーム「THE PLAYROOM VR」をプレイ

今年のTGS 2016の目玉はやはりVR対応ゲーム。いたるところにVR関連ブースが出展され、盛大な盛り上がりを見せる中、群を抜いて賑わっていたのがPSVRが体験できるPlayStationブースでした。

人気も凄まじく、既に整理券配布は終了していたため、どんなゲームが遊べるかも分からないというキャンセル待ちの列に並ぶことおよそ2時間。ようやく体験することができたのはPSVR発売日の10月13日(木)に同時配信された最大5人同時プレイが可能な無料のVRパーティーゲーム『THE PLAYROOM VR』の中から、試遊で一番人気だというMONSTER ESCAPEをプレイ。

対戦型ゲームのため一緒に行列に並んでいた方(全然知らない人)と対戦することになりました。このゲームひとりはVRヘッドセットを装着して巨大モンスターとなり、街を破壊するのがミッション。もうひとりのプレイヤーはコントローラーを手にヒーローになりモンスターを退治するのがミッションというパーティーゲーム。

PSVRを装着し、私は巨大モンスターとなっていざ、プレイ。

「せっかく並んだのに、子供向けのパーティーゲームかぁ~」と心の中でため息を吐いていた私。が、目を開くと、そこにはかなりの高さから街を見下ろす怪獣の視点が。気づけば足がすくむほどの臨場感に「なにこれすごい…」。

周りをぐるっと見渡せばトラッキングセンサーが働き、首の動きと連動してポップに表現された街並みが眼下に広がります。そんなVRの空間にうっとりしていると、アシスタントの女性から「真後ろを見てください!」と言われ、振り向けば、そこにはモンスター(自分)の尻尾が見えるという芸の細かさ。遠近感の表現も優れていて、ゲームが進むにつれ迫りくるヒーローたちの攻撃によって、条件反射的に上半身を動かしてしまうほどで、「イタッ!」「危ないっ!」と思わず大きな声が漏れていました。

対戦が終わりヘッドセットを引き上げてもらいます。現実の空間に引き戻されるこの不思議な感覚にはまだ慣れないですが、年甲斐もなく夢中になってしまうほどPSVRを楽しむことができました。

PSVR TGS2016

最後はみんなで記念撮影

ただ、私の場合は既にセットアップした状態でほんの僅かな体験だったので、あまり気にしていませんでしたが、PSVRを家庭でプレイする際はセットアップに少し時間がかかる仕様となっているようです。多くのケーブル類と、PS4とHMDの間にプロセッサーユニットとよばれる機器を接続する必要があります。推奨される空間の確保など、遊ぶ前に確認が必要な点もあります。

しかし、その後に待つ素晴らしい体験を考えると、小さな問題かもしれませんね。たかがバーチャル、されどゲームと侮るなかれ。

今年は間違いなく、VRの夜明けなんだと改めて実感したのでした。

 

ちなみにTGS2016の試遊希望が一番多かったとされるタイトルがバンダイナムコエンターテインメントの「サマーレッスン」。この「サマーレッスン:宮本ひかり セブンデイズルーム(基本ゲームパック)」は、今後も継続的に展開されるコンテンツの第1弾で、家庭教師として教え子の”宮本ひかり”と7日間を共に過ごすことができます。HMDの記事でも紹介しましたが、個人的にかなり気になっているPSVR対応ゲームの一つです。

サマーレッスン:宮本ひかり セブンデイズルーム(基本ゲームパック)

PlayStation VRと同時発売のVR対応ソフト

・THE PLAYROOM VR (株式会社ソニー・インタラクティブエンタテインメント)
・PlayStation VR WORLDS (株式会社ソニー・インタラクティブエンタテインメント)
・RIGS Machine Combat League (株式会社ソニー・インタラクティブエンタテインメント)
・Until Dawn: Rush of Blood (株式会社ソニー・インタラクティブエンタテインメント)
・JOYSOUND VR (株式会社エクシング)
・Rez Infinite (Enhance Games)
・ヘディング工場(仮称) (ジェムドロップ株式会社)
・サイバーダンガンロンパVR 学級裁判(デモ) (株式会社スパイク・チュンソフト)
・初音ミク VRフューチャーライブ (株式会社セガゲームス)
・サマーレッスン(仮) (株式会社バンダイナムコエンターテインメント)
・ローラーコースタードリームズ (有限会社びんぼうソフト)
・Eagle Flight (ユービーアイソフト株式会社)
・眠れぬ魂 (株式会社 wise)
・バットマン:アーカム VR (ワーナー ブラザース ジャパン合同会社)

PlayStation VR 商品概要

商品名 PlayStation VR (プレイステーション ヴィーアール)
型番 CUHJ-16000
発売日 2016年10月13日(木)
希望小売価格 44,980円(税抜)
希望小売価格(PlayStation Camera同梱版) 49,980円(税抜)
内容物 VRヘッドセット × 1
プロセッサーユニット × 1
VRヘッドセット接続ケーブル × 1
HDMIケーブル × 1
USBケーブル × 1
ステレオヘッドホン(イヤーピース一式)× 1
電源コード × 1
ACアダプター × 1
外形寸法 VRヘッドセット:約187 × 185 × 277 mm(幅×高さ×奥行き、最大突起部除く、ヘッドバンド長さ最短)
プロセッサーユニット:約143 × 36 × 143 mm(幅×高さ×奥行き、最大突起部除く)
質量 VRヘッドセット:約610 g (ケーブル含まず)
プロセッサーユニット:約365g
ディスプレイ方式 OLED
ディスプレイサイズ 5.7インチ
ディスプレイ解像度 1920×1080(左右の目それぞれに960×RGB×1080の映像を表示)
リフレッシュレート 120Hz、90Hz
視野角 約100度
トラッキングセンサー 6軸検出システム (3軸ジャイロ・3軸加速度)
接続端子 VRヘッドセット:HDMI端子、AUX端子、ステレオヘッドホン端子
プロセッサーユニット:HDMI TV端子、HDMI PS4端子、USB端子、HDMI端子、AUX端子
プロセッサーユニット機能 3Dオーディオプロセッシング、ソーシャルスクリーン(ミラーリングモード/セパレートモード)、シネマティックモード
コントローラー DUALSHOCK4/PlayStation Camera
対象年齢 12 歳以上
必要機器 PlayStation 4/PlayStation Camera

PlayStation VR 公式ページ

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