私たちが働く場所、オフィス。
毎日のように出入りし、一日の3分の1の時間をオフィスで過ごす人も少なくないと思います。
そんな場所だからこそ、より仕事がしやすい、
むしろ仕事がしたくなる環境づくりは必須。
「WORKSPACE STYLE」では、オフィスの空間作りにこだわっている会社を訪問し、
思わず「こんなところで働いてみたい!」と思ってしまうオフィスを紹介していきます。
第2回の訪問先は、上野にある株式会社LIG。
LIGと言えばLIGブログが真っ先に頭に浮かびますが、主軸となる事業はWebサイトの制作。SNSなどで、LIGブログのおもしろコンテンツがシェアされているのはよく見かけますが、実は記事の8割が、Webデザインやコーディング、マーケティングなどのノウハウに基づいて書かれる真面目系コンテンツなのです。
Webに関わる人にとって有益なコンテンツと、おもしろコンテンツを組み合わせながら発信していくことで、会社のブランドを確立しているのではないでしょうか。
LIGブログからも、社員のみなさんのおもしろさがひしひしと伝わってきますが、みなさんがどのようなオフィスで働いているのか気になります。
上野から5分ほど歩いた場所にあるビルの10階へ。
オフィスにお邪魔すると、オフィスの真ん中でひときわ目を引くのが、LIG INC.の企業ロゴ。
このロゴの手前側はミーティングスペースになっているのですが、ロゴの木材とフローリングがあいまって、あたたかみがある空間になっています。
丸テーブルは、四角いテーブルに比べて同席している人との心理的な距離が近くなり、コミュニケーションを円滑に行う効果があります。社員の方同士が仲のいいLIGならではの工夫ですね。
そして、ロゴの向かい側、オフィスの扉を入ってすぐ左手側には、なんとキッチンが。
福利厚生で食材が配給されているので、社員のみなさんがこのキッチンでお昼ご飯を作ることも多いのだとか。
ちなみに、取材前日にもこのオフィスにお邪魔させていただいていたのですが、その時は社員の方数名がカレーを作って食べていました。同じ釜のご飯を、同じ食卓を囲んで食べる。これはもう究極のコミュニケーションですね。
カラフルな椅子も楽しい気持ちにさせてくれます。
キッチンの中はこのようになっています。
シンクの扉や引き出しは黒で統一されていて、シックな雰囲気です。カウンタータイプなので、調理と配膳がスムーズに連携できそうですね。
忙しい中食事を作り、みんなで食べる時に欠かせないのが効率。さすがです。
そしてこのカウンターの上に、何やら見慣れないものが…。
「これはなんですか?」と聞くと、「関羽像です」とのこと。
何でも、LIGでは社員のみなさんの誕生日に、実用的ではないプレゼントを贈る風習があり、この関羽像は、ある社員の方に贈られたものなのだそう。オフィスをじっと見つめています。
そして、LIGのオフィスで有名なのが、この漫画棚。
社員のみなさんがそれぞれ持ち寄り、いつでも読むことができるようになっています。
仕事の合間の息抜きにもなりますし、共通の好きな漫画の話で盛り上がりそうですね。自分が持ってきた漫画を誰かが読んでいたら、話しかけたくなりそうです。
ちなみに、筆者は大好きな「もやしもん」を見つけて、危うく読んでしまうところでした。
続いて、入口を入ってすぐ右側の壁に注目。
様々な企業のロゴシールがたくさん貼ってあります。LIGでは、オフィスを使ってセミナーなどのイベントを開催することも多いそうで、その時に来社する企業の方々が貼っていくのだそう。
では、弊社も貼らせていただいて…
左上にぺたり。
いい感じです。LIGのオフィスにお立ち寄りの際は、是非ご確認ください。
そして最後に、企業のロゴシールがたくさん貼ってある壁の奥で、これまで受賞されてきた数々の賞を拝見することができます。
社内に飾られていると、モチベーションも上がりますね。
社員同士のコミュニケーションが活発に行われる工夫が随所にちりばめられており、和やかな雰囲気に包まれていたLIGのオフィス。私自身もリラックスして見学させていただきました。
仕事において、社内でのコミュニケーションを活発にさせることは重要です。相手がどんな人なのか、どのようなことを考えているのかを知り、また自分のことも知ってもらうことで、よいよい企画が生み出されることもあると思います。
どのような雰囲気を作りたいのか、どのようにコミュニケーションを行いたいのかを考えながら、空間設計されていることを感じました。