日々働く中で、人との繋がりは欠かすことのできないもの。
上司、同僚、後輩、クライアント、協力会社・・・。
仕事は様々なコミュニティに属する様々な人びとと関わり合いながら進んでいく。

人と関わることが必要不可欠な仕事の世界の中で、
与えられた環境でやっていく道もあれば、自分で道を選ぶこともできる。

誰と関わり、誰と一緒に仕事をしていくか、
たとえ仕事に直接結びつかなかったとしても、自分の心の赴くままに一歩踏み出してみると、
いつもとは違う景色が見えるかもしれない。

社会人生活が始まって3カ月。この春から社会へと踏み出した筆者が、広告に携わるクリエイタ―やマーケッターに、仕事の内容や、仕事に対する考え方、成功したことや下積み時代のお話を伺い、その中から仕事にときめくための100の方法を見つけていく連載企画。毎回インタビューの最後に、学んだ方法を紹介する。  

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 第三回は「VR元年半年経過!いまさら聞けないVRの基礎知識」にも登場していただいた山崎晴貴さん(株式会社スパイスボックス)にインタビュー。

 前回の原真人さん(面白法人カヤック)のインタビューでは、好きなことを仕事にするに至った経緯や、どのようなやり方で仕事をされているのかを伺い、自分自身を仕事に巻き込んでいくことが仕事を楽しむ秘訣であることを学んだ。

 原さんは自分が好きなことを探求していくために、社外のコミュニティへ積極的に参加し、そこでの繋がりや情報交換が仕事をする上でも必要不可欠となっていたが、山崎さんも社外のコミュニティへ積極的に参加されている。社外の人びとと関わり合いながらものづくりをしていくことにはどのような良さがあり、どのようにして仕事へと繋がっていくのだろう。

 毎日自分の仕事で手いっぱいな人も少なくない。それでも視野を広げ、多くの人と関わり合う山崎さんに、社外のコミュニティがきっかけとなり、制作に至った「MilboxTouch」の開発についてや、“オープンなものづくり”に対する山崎さんの考え方を伺った。

※MilboxTouch…タッチインターフェイスを搭載した段ボール製のVRゴーグル。ゴーグル内のスマートフォンをゴーグル側面のダイヤルから操作が可能。

 


 

ものづくりって、突き詰めていくと敷居は高いかもしれないんですけど、敷居が低いものづくりでもできるんじゃないかと思って100円でやってみたんです。

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――さっそくですが、お手元にあるMilboxTouch、どのような経緯で開発されたのでしょうか?

 僕が会社に入って3年目に、「新しいコミュニケーションをプロトタイピング」するための部署ができて、そこに配属になりました。その部署では、面白そうな技術やプロダクトを見つけてきては、どうすればコミュニケーションに使うことができるか、自分で作ったり、動かしたりしながら考えていました。その部署には僕を含めて4人しかいなかったので、その人数でやるには限界が出てきて。社外の人ともコンタクトを取った方がいいんじゃないかと思って、社外のクリエイターのコミュニティや大学の研究室で新しいことをやっている方々に会いに行って、どうやったらその方々がやっていることと自分たちの仕事に繫がるのかを考えながら、いろんなイベントやコミュニティ活動に参加したり、大学の研究室にアポを取って会いに行ったりと、社外の人と積極的に会うようにしていました。

 そうしているうちに、プログラムの開発やサービスを短時間でプロトタイピングする「ハッカソン」と呼ばれるイベントで出会ったプログラマーやデザイナーと意気投合して、「ヒャッカソン」というコミュニティを作ったんです。そこでは、100円ショップで売っているものをばらしたり、組み合わせたりして、役に立つかはわからないけどおもしろいものを作るハッカソンを開催するようになりました。

 ものづくりって、突き詰めていくと敷居は高いかもしれないんですけど、敷居が低いものづくりでもできるんじゃないかと思って100円でやってみたんです。100円でできるとなると、手を出しやすいと思うんですよね。

 

――100円で買えるものでものづくりをして、実際に敷居は低くなりましたか?

 ちょうど、その「ヒャッカソン」をやっているときにGoogleが出したGoogle Cardboard(スマートフォンを装填して使う簡易的なヘッドマウントディスプレイ)の作り方が公開されたので、みんなで100円ショップにあるものを使ってCardboardを作ることになったんですよ。100円で売っているもので作れるから「ヒャクラス」という名前をつけて。これがMilboxTouchの原型ですね。僕らの図面も公開しているんですけど、それを見て面白いと思ってくれる人が同じようなものを作ってくれたり、改良してくれたり、いろんな形で派生形が出てきたんですよね。

 

――ソースが公開されていて、安価で作れるからこそ、敷居が低くなって広まっていくんですね。

 そうなんです。やはり広まっていきやすいというのが敷居が低いことの長所ですよね。


 

最初は社外のコミュニティの中で趣味で作っていたものが製品になって、さらに大学との産学協業連携でパワーアップしたという流れですね。

 

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 「ヒャクラス」を作って、そのあとどうしようかっていうのは全然考えてなかったんですけど、2014年の冬くらいに明治大学 宮下研究室の加藤さんが、導電性インクを使ってスマートフォンのタッチ領域を拡張する「ExtensionSticker(エクステンションステッカー)」という技術を研究しているのを知りました。

 

――どうやってその技術を見つけたのでしょうか?

 大学の研修室がどのようなことをやっているのかをリサーチしている時に見つけたんです。その技術を発見した時は、具体的に何と繫がるのかはまだ見えてなかったんですけど、ある時ふと、自分がやっている段ボール製のVRゴーグルにこの技術が使えたら面白いんじゃないかと思ったんです。

  VRゴーグルは箱の中にスマートフォンを入れますよね。箱の中を覗いたり、ジャイロセンサーによって、自分の動きに映像を追従させることはできるんですけど、スマートフォンの画面をタッチすることができなかったり、できたとしても箱の中に指を入れないと操作できなかったんです。スマートフォンのタッチパネルは重要なインターフェイスなので、それを有効活用したいと思っていて。そんな時に、VRゴーグルとExtensionStickerが自分の中で結び付いたんですよね。ExtensionStickerをVRゴーグルの箱の側面に貼って箱の外側から操作することができればすごく便利だと思って。

 人づてに紹介してもらって宮下先生に会いに行って、「(VRゴーグルの)箱の側面を触ってスマートフォンを操作できたら、めちゃくちゃ面白いと思うんですよね」って僕が言ったら、すごく興味を持ってくださって。そこから、ExtensionStickerを研究していた宮下先生、加藤さんと、僕たち企業とで共同研究をすることになりました。

 

――「MilboxTouxh」は、100円で作ったゴーグルから始まって、大学との産学協同によって作られていったんですね。

 そうなんです。「ヒャクラス」だったものを、1年かけて製品版「Milbox」という形にしつつ、その裏側で宮下研究室と一緒に、触れるゴーグル「MilboxTouch」の開発を行っていました。研究室側は論文を書いて学会で発表する一方、僕ら企業側はタッチインターフェイスをどのように活用すれば、ユーザーに楽しんでもらえるコンテンツになるかいろいろと模索しながら、「MilboxTouch」の可能性を追求しようとしていました。そしてその活動が、SXSW2016インタラクティブアワードVR部門のグランプリに選ばれたんです。

 

――すごいですね!

 最初は社外のコミュニティの中で始めた活動が製品になって、さらに大学との産学協業連携でパワーアップしたという流れですね。

 

――産学連携で開発されて、大学と一緒にやることでよかったこと、逆に大変だったことはありますか?

 大学の研究室で研究されていることには、企業との掛け合わせでさらに発展して面白くなりそうなものがたくさんあることに気付きましたね。大学側では「社会実装」と言っていましたが、研究を産業に生かしたいという思いがあるので、思いをひとつにできそうな企業とうまく取り組むことができたら、可能性は広がりますよね。

 それに、僕はある領域をとことん突き詰めている人って面白いと思うので、そういう人たちと一緒にやるのは刺激的でした。同時に、互いが持っている技術や製品をかけ合わせることに対して難しさを感じたこともありました。

 

――たしかに、別の場所で別の人が作ったもの同士を繋げるのは面白くもあり、もちろん難しさもありますよね。


 

このままSNSでの企業の情報発信が盛り上がっていったら、企業のウェブサイトはいらないんじゃないかと思って。

 

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――山崎さんご自身が大学生のころは何をやっていたんですか?

 大学生の時は、インテリアや家具など身近な空間を自分で作ることに興味があって、デザインの勉強をやっていました。大学の工房に、数値を入力してスタードボタンを押すと木材を自動で加工してくれるNCルーターという機械があって。パソコンのエディターでGコードという制御用プログラムを入力したら、紙テープに書き出して、NCルーターに読み込ませるという、新しいんだか古いんだかというような代物を扱ってましたね(笑)。

 プログラムを書いているうちに、木材を加工するという行為がめんどくさくなって(笑)、プロダクトを作るのではなく、ディスプレイの中だけで完結するものを作るようになっていって、自分の興味がコンピュータグラフィックスへとシフトしていったんです。最終的には音楽を使ったインタラクティブアートを制作して大学を卒業しましたね。

 

――最後は家具のデザインとはまったく違うことをやられていたんですね。

 そうなんですよ。学部を卒業した後も大学に残って大学院へと進学して、視覚と聴覚の相互作用への興味から、「共感覚」という領域の「色聴」と呼ばれる現象を研究していました。

 僕が大学院生だった頃に、共感覚の研究をする傍らで、VRについても可能性をいろいろと試していました。最近、VR領域の中でも注目されている「クロスモーダル知覚」という領域は、学生時代に研究していた共感覚と関連している点も多いんですが、VRも共感覚も卒業してから使う機会が全くなくて。卒業して15年くらい経って、やっと今、自分が学生のころ学んだことが世の中で注目を集めているんです。

 もう、巡りあわせですよね。好きでやっていて、ずっと追いかけていたものが、今こうして結びついているのはとてもありがたいですし、運がよかったなと思いますね。

 

――何が流行るのか分からないことも多いですけど、そうやって繋がっていくと面白いですよね。

学生時代に学んでいたことが今に繫がるまで、15年ほど空いているということでしたけど、その20年の間は何をされていたんですか?

 僕が大学院生のころは、それまでは大学や大手企業しか接続できなかったインターネットに、ちょうど民間のインターネットプロバイダーが立ち上げられて、一般家庭のパソコンでも接続できるようになった時代でした。その頃みんながこぞって見ていたのは、グレーの背景に文字が虹色に輝いている“ホームページ”と呼ばれるものなんですね。その頃多くの企業は、“ホームページ”を急いで作らなければと焦っていて。僕は北海道の大学にいたんですけど、全国でもホームページを作成できる会社は少なかったので、需要があるんじゃないかと思い、同級生とホームページを作る会社を立ち上げました。

 でも北海道だけだと仕事が少なかったので、東京に出ようと決心して、東京の会社に就職したんです。そのあと何社かで働いて、今の会社の前に働いていた会社では、大きなウェブサイトを作っていました。コーポレートサイトやブランディングサイトのディレクションや、サイトの情報設計の仕事を4年くらいやっていましたね。

 当時、FacebookやTwitterを使って企業が情報を発信していくことは今ほど盛んではなかったんですけど、このままSNSでの企業の情報発信が盛り上がっていったら、企業のウェブサイトはいらないんじゃないかと思うようになりました。クライアントの担当者とも、「もうウェブ作んなくていいんじゃないか」って話をしていたくらい。実際には、まだそこまではいってないですけど、ソーシャルのいろんなサービスを使えば、ウェブサイトを作らなくても十分情報を届けられる環境だとは思うんです。なので、これからはウェブ以外のことを仕事にしていきたいと考え始めたんです。でも、コミュニケーションには興味があったので、ウェブ以外で、広告コミュニケーションができる企業に入りたいと思って入ったのが今の会社です。

 


 

最初は興味関心があるって言って集まっていても、だんだんそれぞれの分野が変わってきたりとか、途中でとん挫しちゃったりとか。あれですよ、バンドの音楽性の不一致で…みたいな(笑)。

 

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――スパイスボックスに入社されてからはどのようなことをやっていたのでしょうか?

 僕が入社した当時、スパイスボックスはまだウェブサイトを作る仕事も多い会社でした。僕はサイトの制作や、当時流行りつつあったFacebookページ運用のプロデュースなどをやってたんですけど、やっているうちに「これはエージェンシーがやらなくてもいいのでは」と思い始めました。そのくらいから、社内でも自分たちから発信できることをやっていこうという機運が高まって、コミュニケーションの研究開発をする部署が作られて、僕もそこで次世代の広告コミュニケーションのあり方について研究するようになったんです。

 

――その中で最先端の広告コミュニケーションであるVRをやられていたり、そこにクロスモーダルを取り入れようとしているんですね。

会社では最先端の広告コミュニケーションをやられていて、先ほど冒頭にも出てきた社外のコミュニティでも活動されていて、複数の場所で研究やものづくりをしていて、今後こういうことが必要になってくると感じていることはありますか?

 そうですね、それはいろいろありますが、やはり一人でものづくりをするよりも、オープンな世界でものづくりをする方がいいんじゃないかということですね。

 

――オープンな世界というと、どういったものになるのでしょうか?

 オープンな世界と一口に言っても、とらえ方にもよると思うんです。何でもかんでもオープンでやる必要はないと思うんですけど、ひとりでやるには限界があると思うので、誰かと一緒にやっていった方がいいんじゃないかということですね。それは社内の人じゃなくてもいいと思うんです。良い・悪いの問題ではなくて、どうしても社内の人だと考え方が似てきたり、組織上言いにくいことが出てきてしまう。なので、社外であっても、同じことに興味関心がある人と一緒にものづくりをしたり、考えたりすることには、今まで自分や自社だけではできなかったものができるかもしれないという可能性があると思いますし、実際に可能性を感じています。

 

――オープンにすると、今まで自分では思いもしなかった考え方やアイデアに気付かされたり、考え方を組み合わせて新しいものを作ることもできますよね。オープンな環境はメリットもある半面、デメリットもあるかと思いますが、どう考えていますか?

 オープンなりの苦労はありますよね。最初は興味関心があるから集まっていたのものが、だんだんそれぞれの分野が変わってきたりとか、途中でとん挫しちゃったりとか。あれですよ、バンドの音楽性の不一致で・・・みたいな(笑)。人それぞれですけど、オープンでやると責任の所在が曖昧になってしまうこともあります。オープンは可能性があるけど、万能じゃない。万能じゃないけど、トライしてみる価値はあるっていうことですね。

 

――今はネットを介してコミュニケーションを取ることが当たり前になっているので、リアルとネットの両方をうまく使っていくことで、コミュニティをうまく維持していくこともできると思うのですが、どうでしょうか?

 そうですね、可能性はあると思います。今の時点ではまだ追求されていない点を言うと、それを使ってじゃあどうやってお金を儲けるかということなんですよね。

 いろいろオープンにしていくと情報がオープンになっていくので、そのオープンなコミュニティで作られているもののオリジナリティは何なのかとか、どうビジネスに繋げていくのかとか、それはまだちゃんと解決されていないんですよね。そういう部分もうまく回っていかないと、“オープン”というものは行き詰っていくんだと思います。自分にはまだ答えがないので、やりながら、どうすればいいかを考えていきたいですね。

 


 

こんなアイデアがあるんだとか、こんな技術を持ってるんだとか、そう思える人たちと一緒にものを作れるのはすごく楽しいので、それがときめきと言うことができるかもしれないですね。

 

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――この連載のタイトルが「仕事にトキメク100のこと。」なのですが、山崎さん自身が、ご自身の会社以外のコミュニティの方や大学の学生の方、たくさんの方たちと繋がりながらものづくりをしている中で、お仕事にときめいた瞬間があれば教えてください。

 トキメクことですか。うーん・・・。難しい質問ですね。

 仕事をやる上では、何をやるかということももちろん大事なのですが、それ以上に誰とやるかということが大事になっていますね。オープンな世界でいろんな人とやれるっていうことは、誰とやるかっていうのを選択するということなので、そういう意味では、僕自身は巡り合わせがすごくいいなと思っていて。こんな面白いことを考えているんだとか、こんなアイデアがあるんだとか、こんな技術を持ってるんだとか、そう思える人たちと一緒にものを作れるのはすごく楽しいので、それがときめきと言うことができるかもしれないですね。

 

――新しいアイデアや面白いアイデアを生み出していくために、山崎さんはやはりいろんなイベントでインプットすることが多いのでしょうか?

 そうですね、それもあるんですけど。すごくつまんないこと言いますけど、インターネット経由で知るっていうのも多いと思います(笑)。やっぱり新しいものはインターネットに上に集積されちゃうので。たくさんシェアされているものも面白いですけど、その中でも自分なりに面白いなと思えるものにインターネットを通して出会えることが多いですね。ネットは情報過多なので、自分がどこに興味があるのか、いい意味でのフィルターをかけることが重要だと思うんですよね。 

 でもそれは自分が居心地のいい情報しか受け取らないっていうことではなく、いろんな視点でいろんなことに触れるのがいいんじゃないかと思っていて。同じ情報でも、人によって違った解釈が出てきますよね。僕はそういった違いを知るためにも、興味のあることに関する情報はとにかく調べてみたり、人に会いに行ったりしてます。

 と言いつつも、僕今日はこうやって長々と喋ってますけど、普段全然喋らないんですよ(笑)。

 

――えっ、そうなんですか?意外です。

 1日10分くらいしか喋らない時もあります(笑)。こんなに喋らない僕ですけど、あえて会いに行ってみるとか、ヒントになりそうなものを見に行くとか、そういうことを積み重ねていますね。

 


 

 “興味のあることには積極的に参加し、仕事に直接繫がらなくとも社外の人とも関わってみること。”

 頭では分かっていても、実際に踏み出すとなると、ハードルは高く感じる。少なくとも、今の自分は目の前にある仕事で手いっぱいで、時間も体力も使う活動なんてとてもじゃないけどできる気がしない。

 そんな筆者を目の前に、社外のコミュニティでのものづくりが発展し、仕事へと繋がっていったことだけでなく、次はそのコミュニティをどう維持させていくか、どうすればビジネスに繋げることができるのか、というところまで踏み込んでくれた山崎さん。

 「時間ができたら」、「体力の余裕ができたら」。そんな受け身の気持ちで待っていたって、その時はいつになるか分からない。現状にあまえてなかなか前に進めない自分自身を浮き彫りにさせられた。

 まずは自分なりのフィルターを持ちながら、興味のある情報を集める。そんな一歩から始めてみよう。

 

 山崎さんが開発に携わった「MilboxTouch」製品サイトはこちら

 

今回の仕事にトキメク100こと。

  • 11.興味の赴くままに社外の活動にも参加し、繋がりを広げてみる
  • 12.より広く、多くの人が参加できる環境を整えると仕事の可能性は広がる
  • 13.すぐに結果に繋がらなくとも、興味があることは学んでいく
  • 14.“誰と一緒にやるか”を考えてみる
  • 15.居心地がいい環境に甘んじるのではなく、様々な視点でものごとをとらえるよう心がける

(回を追うごとに追加されていきます。)

 

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山崎晴貴(株式会社スパイスボックス テクノロジスト UXディレクター)
広告代理店に勤めているのに広告を作らず、テクノロジストという謎な肩書きで、VR/ARやハプティクス技術など、新しいテクノロジーのリサーチと新しい体験のプロトタイピングに取り組む。最近は「ヒャッカソン」や「ショッカソン」という名のイベントを主催し、周囲の人たちを自分の活動に巻き込んだり、逆に巻き込まれたりしている。これらの取り組みの成果の一つに、タッチコントローラー付ダンボール製VRゴーグル「MilboxTouch」がある。