※本記事は2019年8月29日に更新しています

※本記事は、カメラマン向けの内容となっています。ストックフォトをお探しの方は、アマナイメージズへ。

ここ数年の副業ブームの中で、ここ数年注目されている投稿型(マーケットプレイス型)ストックフォトサービス。最近も、スマホの写真が売れるというサービスがリリースされるなど、ひそかな(?)ブームとなっています。また、写真好きの方や、プロのカメラマンとして活動したい方も、マネタイズの一つの方法として注目されている方も多いと思います。

ただ、どんなビジネスでもそうですが、簡単には稼ぐことは出来ません。ストックフォトも、なんとなく撮った写真や、いつも通り撮った写真をアップしておけば儲かる、というものではありません。ストックフォトとして“稼ぐ”ためには方法論が必要です。

そこで、ストックフォトのプロが指南する、<本当に稼ぐための5つのポイント>をご紹介いたします。

ストックフォトで稼ぐための5つのポイント

POINT 1 広告使用を前提とした構図=コピースペースを意識する

ストックフォトとは、広告などで、本来撮影をしたいが、予算的、地理的、時間的事情からストックされている素材群の中から、適切な画像を探して使用するサービス。そのため、ストックフォトは、最終形としては、ポスターやWebサイト、バナーなどに加工されることが前提となります。

ですので、トリミングがしやすかったり、コピーやテキストを入れやすい作品が、購入される可能性が高くなります。

撮影をする際には、対象となるモデルや物を中心に、また、寄りで撮るだけではなく、少し引いて、左右にずらしたりして、あえて余白を作るといいでしょう。また、その際に、背景も意識をしてください。背景がごちゃごちゃしている作品は、当然、コピーを入れにくいため、選ばれる可能性は低くなります。

こんな作品を参考にしてみてください。

広告使用を前提とした構図を意識する

 

POINT 2 表情やシチュエーションを演出する

ストックフォトと聞くと、あえて例は挙げませんが、“いかにもストックフォト”な作品を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。

もちろんこうした作品も使用されるケースは多く、アマナイメージズをはじめとする多くのストックフォトサービスでも販売されていて、実際、売れています。しかし、最近は“雰囲気のある”作品、“表情が物語る”作品、そして“シチュエーションが演出された”作品が求められることが増えてきています。

例えば、こんな作品です。

表情やシチュエーションを演出する

 

このような、“いかにも”でない作品も、意識して撮ってみてください。

POINT 3 バリエーションを撮っておく

ストックフォトを利用した経験がある方なら、お分かりいただけると思いますが、ストックフォトサービスで検索をしている時、「こんな雰囲気で、こんな構図の写真が欲しい」と、明確なイメージを持って検索している場合が多くあります。

そんな時によくあるのが、「このモデル、すごくいいんだけど、左じゃなく右から撮って欲しかったんだよなぁ」とか、「左にもっとスペースが空いてれば使えるんだけどなぁ」といった、同じモデルや対象物のバリエーションが欲しい、というケースです。

こうしたケースを想定して、撮影時には、同じモデルや対象物を、引きと寄り、右と左、表と裏、など、バリエーションを多めに撮っておくとよいでしょう。

バリエーションを撮っておく

 

実際、ストックフォトサービスでは、バリエーションとして関連付けて表示している場合もあります。

バリエーションを撮っておく
せっかく用意したモデルや物、また、撮影場所などを有効活用し、機会損失を防ぎましょう。

POINT 4 ”売れ筋カテゴリ”を見極めて作品作りをする

どんなビジネスでも同じですが、やはりストックフォトにも”売れ筋”はあります。“売れ筋”には、こんな方向性があります。

  1. 定番(例:ビジネス、学生、女性 など)
  2. 季節もの(例:桜、夏休み、紅葉 など)
  3. よく使われる風景(例:観光地、絶景ポイント など)

ここでは、上記のうち2の「季節もの」について、具体的に解説していきます。例えば、毎年1月~3月までは、『卒業』『入学』『新生活』といったキーワードが多く検索されます。ですので、それに合わせて、こんなイメージを撮影して、検索がされるピークより前、つまり遅くとも前年12月中くらいに販売サイトに登録をしておくと、検索され、購入される可能性が高くなります。

ストックフォトで稼ぐ

 

このような「季節もの」については、年中行事を少し調べてみただけでも、たくさん情報が出てきますので、ぜひテーマを設定した撮影を企画してみてください。

POINT 5 競合が多いカテゴリでは独自の切り口で攻める

これは少し応用編、といったところですが、POINT 4で紹介した、“売れ筋カテゴリ”は、みんな売れる事がわかっているので、多くのストックカメラマンが撮影し、登録しているものです。それでも、ストックフォトというのは、誰がどんな目的で、どんなイメージを探しているのか分からないものですので、同一ジャンルであっても、たくさんのバリエーションを展開しておくと、ヒットする可能性は高まります。

例えば、売れ筋である「高校生イメージ」を例に見てみましょう。

「女子高校生」というキーワードで検索をすると、こういったイメージが多くヒットしますし、みなさんも、こんなイメージを想像されるのではないでしょうか。

ストックフォトで稼ぐ

 

しかし、少しひねって、こういったイメージがあると、同じ「女子高校生」だとしても、探している人の目に留まりやすくなります。

ストックフォトで稼ぐ

 

こうしたイメージを、ストックフォト業界では、「コンセプチュアルイメージ」と言ったりしますが、単なる“情報写真”、つまり「女子高校生」を写しただけの写真ではなく、その写真を通して訴えたいテーマやコンセプトを伝える写真、“感性写真”とでも言う写真のことを指します。上記の写真では、単なる「女子高校生」という情報だけでなく、真剣な眼差しや、ピッチャーとしてバッターを見据える様子などから、「挑戦」や「真剣な思い」などの感情を想起させるイメージとなっています。

こうしたコンセプチュアルなイメージは、非常に利用されることが多く、購入も増えますので、ぜひ、“ひとひねり”を加えた写真にもチャレンジしてみてください。

ストックフォトで稼ぐには、“どこで売るか”も重要

プロから見た、作品撮影時のポイントをご紹介しましたが、最後にもう1つ、商売では、商品の良さと共に、どこで売るか、ということも重要なポイントとなります。

おすすめサイト:amanaimages PLUS(アマナイメージズ プラス)

お勧めなのは、アマナイメージズが運営する「amanaimages PLUS(アマナイメージズ プラス)」です。ここは何と言っても1枚売れた時の金額が、マーケットプレイス型サイトの中では最も高い水準となっています。

ストックフォトで稼ぐならamanaimages PLUS

このサービスは、2016年9月下旬にオープンをした新しいストックフォトサービスで、2017年4月から、一般クリエイターの登録が開始されました。このサイトの特徴は、“今風の”、例えばInstagramのような空気感のある作品を中心に、Webメディアなどで使いやすい素材を集めようとしていることです。ですので、スマホで撮った街のスナップ写真や、人物イメージなどを投稿すると、上位表示も見込めます。

また、クリエイター同士のコミュニティを作っていこうという方針の下、今後、撮影会や講習会なども随時開催していきますので、登録をしておくと、スキルアップやカメラ仲間が見つかるなどのメリットもあります。amanaimages PLUSでは、「リードクリエイター」というコミュニティを文字通り“リード”していただくクリエイターに参加していただいており、この方達を招いての撮影会なども企画をしています。

amanaimages PLUSリードクリエイター

SNSで話題のクリエイターが多数参加

 

amanaimages PLUSで、あなたのクリエイター活動を広げてみませんか?

まとめ

今は、投稿型のストックフォトサービスが増え、また、使う側もクオリティの高い写真を求める時代になっていますので、冒頭に書いたように、簡単に撮った写真がバンバン売れる、ということは、まずあり得ません。

今回ご紹介したポイントを抑えつつ、出来るだけ数多くの作品をアップする、ということも心がけてみてください。利用者側のニーズは多種多様ですので、1枚でも多くの写真をアップしておくと、それだけ、ニーズとマッチングする可能性が増えるからです。

まずは、日本のサービスで、かつ、売れたときの報酬金額も高い、amanaimages PLUSに登録してみて、実際に写真をアップしてみるところからスタートしてはいかがでしょうか?実際にやってみるなかで、「こんな写真が売れるんだな」という実感が湧いてきて、また、お金になってくると、さらにストックフォトが面白くなっていくと思います。

ぜひ、チャレンジしてみてください!

 

なお、当サイト内では、他にも“ストックフォトで稼ぐ”ためのポイントをご紹介しています。あわせてお読みください。

【フォトグラファー必見!!】売れるストックフォトを作り上げる7つの大事なこと