海や川など水辺の生き物を飼育・展示し、生き物の魅力を教えてくれる水族館。しかし最近は、展示方法の工夫やテクノロジーとの融合でエンターテイメント性や癒しを提供してくれる場にもなっています。

その代表格になっていると感じるのが、東京・港区の「アクアパーク品川」。観光客はもちろんですが、土地柄、働く人の多い街です。それもあってか、閉館時間は22時(最終入場は21時)。お仕事帰りに立ち寄ることもできる、日本で一番遅くまで営業している水族館です。

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7月5日(火)まで開催 花美アクアリウム by NAKED

そんなアクアパーク品川で4月より開催され、多くの人が訪れている「花美アクアリウム by NAKED」。水辺の生き物と最先端のテクノロジーが融合し、都会の初夏を涼しげにしてくれています。「美しい海の世界」と、水の流れ・水の情緒感が創り出す「花の美しさ」の融合をテーマに館内の空間が演出されています。

この期間限定のシーズナルイベントを手掛けたのは「NAKED inc.(ネイキッド)」。3Dプロジェクションマッピングやイルミネーション、映像などを使った空間演出など、映像やグラフィックのみならず空間全体を演出する日本最高峰ともいわれるクリエイティブチームです。彼らが手掛けた東京駅のプロジェクションマッピングは皆さんの記憶にも強く残っているのではないでしょうか。

昨年の冬には「SNOW AQUARIUM」としてタッグを組んだNAKED inc.とアクアパーク。館内で演出された"海に広がる銀世界"に多くの反響を呼び、今回再びのコラボレーションとなったということです。

 

▶【NAKED村松氏インタビュー】アクアパーク品川×プロジェクションマッピングで魅せる新たな世界観…キーワードは水族館の”再価値化”
NAKED代表・村松亮太郎さんに単独インタビュー!2016年7~9月に開催「花火アクアリウム」の見どころをはじめ、話題となった過去の演出についても伺っています。

 


エントランスゾーンから演出される水の中の世界に圧倒!―飛水花

まず入場した私たちを出迎えてくれるのは「飛水花(ひすいか)」と呼ばれるエントランスゾーン。

壁面には、氷から溶け出した水が花を形づくる映像が投影されます。中央の水槽で美しく泳ぐサクラダイ・シキシマハナダイ・アズマハナダイと、両サイドに生けられている季節の花(撮影日は紫陽花)が空間に華を添えています。映像に合った心地よいBGMとともに、私たちを一気に美しい水の中の世界に引き込んでくれるような感覚に陥ります。

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金魚と投影されるプロジェクションマッピングを楽しむ―水際花

初夏の花・朝顔と藤棚をイメージした花の道、「水際花(すいさいか)」。

ランチュウやピンポンパールなど色鮮やかな金魚たちが展示され、その周りにはランやスズランなど白の花をベースに季節の花で空間を彩ります。壁面に投影される、先へ先へと流れていくラインにわくわくしながら歩みを急かされるような気持ちになりますが、水のきらめきや金魚が泳ぐ姿のプロジェクションマッピングの美しさに思わず足を止めてしまいます。

【軽】水際花(カラーズ)

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水族館内にオシャレなバー!?期間限定ドリンクも―花苑

先ほどの水際花を抜けると、ラインの連なりや舞い込む水滴と花びらが印象的なカフェバーエリア「花苑(はなぞの)」。青を基調としたその洗練された空間は、癒し以外の何物でもありません。

バーカウンターと水槽の間にある柱には、紫陽花をはじめとしてこの時期の美しい花々が咲き、夜には蛍が現れ、初夏のみずみずしさを演出してくれます。実はこの柱、手を触れると映像が動く仕掛けになっているので、ぜひ実際にその変化を確かめてみてください。

【軽】花苑(バー)カウンター側

カフェバーなのでもちろん飲み物を注文することが可能。通常ここで提供されるソフトドリンク・アルコールメニューのほかに、花美アクアリウム期間限定オリジナルドリンクが販売されています。その中でも筆者がお勧めしたいのは、パナシェ(ビールにレモネードを加えたビアカクテル)にクランベリーリキュールを加え、キリン一番搾りフローズンをトッピングした「花美 キリン一番搾りフローズン」。甘酸っぱさと、一番搾りフローズンの泡の風味が絶妙で、普段はあまりビールを飲まない筆者もとても美味しくいただくことができました。

水槽を上から覗けるバーズアイテーブルで、ゆったり過ごす贅沢な時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。

【軽】花美-キリン一番搾りフローズン

甘くて飲みやすいビアカクテル「花美 キリン一番搾りフローズン」 700円

 

発光サンゴが展示されている水槽の上にある屏風の形をした壁面には、絵巻のような映像が映し出され、和モダンを感じる空間になっています。
時折顔を見せる満月は、まるでここが涼しげな夜であるかのような錯覚を手助けしてくれます。手にした飲み物とともに、身体と心を潤してくれるこの空間。思わず時間が過ぎるのを忘れてしまいます。

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いつもとちょっと違う演出を楽しめる―ジェリーフィッシュランブル

壁と天井が鏡面になっている「ジェリーフィッシュランブル」は、幅が約9m、奥行き約35mの広い空間。クラゲとともに98個のLEDライトとムービングライトが癒しを演出してくれます。

イベント期間中は、それぞれカラーや形を変えた「花」をイメージした演出となり、昼夜異なるバージョンを楽しむことができます。約3分間隔で、光と音によるムービングライト演出を上演。プログラム時間は約5分間なので、足を止めて眺めてみてはいかがでしょうか。

【軽】ジェリーフィッシュランブル(ナイト)


これを観ないと帰れない!必見のドルフィンパフォーマンス

アクアパーク品川に来たら、これを観ずには帰れないと言っても過言ではない、ドルフィンパフォーマンス。
昨年のリニューアル時に新設されたウォーターカーテンにLED照明が照らされ、360度どこからでも楽しめる空間になっているこの円形プール「ザ スタジアム」。実は、花美アクアリウムとコラボした期間限定のショーを楽しむことができるんです。

昼に上演されるのは、デイパフォーマンス「HAIKARA」。日本と西洋の文化が融合したような華々しさを感じる"ハイカラ"なショー。三味線の音が入ったアップテンポな和ロックをBGMに、イルカたちと袴など和衣装をまとったトレーナーたちが、圧巻の技を魅せてくれます。前方の席に大量の水をかけるスプラッシュジャンプには会場が大盛り上がり!レインコートを購入して、ずぶ濡れになってみるもの楽しいかもしれません。

【軽】ドルフィンパフォーマンス「HAIKARA」

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夜はしっとりとした音楽にのせ、昼とは一転、癒しの時を感じられるナイトパフォーマンス「花宴(はなのえん)」。色鮮やかなLEDを照射したウォーターカーテンが創り出すのは、花びら。その中を美しく泳ぎ、跳ぶイルカたちに思わず見入ってしまいます。和楽器やピアノが奏でる音楽や水の音とが融合する、夜にしか見られないゆったりとした癒しのイルカパフォーマンスです。

【軽】ドルフィンパフォーマンス「花宴」

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花美アクアリウムから、花火アクアリウムへ。この夏も水族館に注目!

実は今回お邪魔したアクアパーク品川は、エプソン品川アクアスタジアムから昨年7月にリニューアルしたばかり。このほかにも、池袋にあるサンシャイン水族館は2011年にリニューアル、東京スカイツリータウン内にあるすみだ水族館は2012年に新設オープンと都内の主要な水族館は続々と進化を遂げ、昨今の水族館人気に一役買っています。そして今年の夏ドラマとしてスタートするのは、松岡茉優さんと桐谷健太さんが水族館スタッフを演じる「水族館ガール」(NHK総合 6月17日(金)夜10時スタート)。この夏、水族館により注目が集まるかもしれません。

また、この「花アクアリウム by NAKED」の開催は7月5日(火)まで。このイベント終了後は、夏の風物詩「花火」をテーマにした「花アクアリウム by NAKED」を開催予定だということです。花美アクアリウムはまもなく終了してしまうので、ぜひお早めに足をお運びください。

日に日に暑くなり、徐々に聞こえてくる夏の足音。
都会の"涼"と"癒し"を求めに、皆さんも足を運んでみてはいかがでしょうか。

 

取材協力:アクアパーク品川、NAKED inc.

【軽】外観アクアパーク品川 AQUA PARK SHINAGAWA
住所:東京都港区高輪4-10-30(品川プリンスホテル内)
営業時間:10:00から22:00(時期によって変更あり)
※最終入場は営業終了時間の1時間前
入場料:大人2,200円/小・中学生1,200円/幼児700円
http://www.aqua-park.jp/aqua/

 

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