スマートフォンの普及で、個々が目を引くビジュアルを簡単に表現することが出来るようになった近年、消費者のビジュアルを見る力も格段に高くなりました。ビジュアルを発信するカメラマンや広告関係者は、消費者の目に留まるビジュアルとは何かを掴むことがより重要となっています。

そこで今回は、広告やメディアから見えてくるビジュアルトレンドは何か?求められているビジュアルはどのようなものか?アマナイメージズのオリジナルコンテンツを手がけるディレクターによる分析と予測、そこから生まれた新しいオリジナルコンテンツ「epona」をご紹介します。

ビジュアルトーンの大きな変化

CM・広告業界でビジュアルトーンに大きな変化が見られています。ドラマやCMに見る映像の世界では、月9ドラマのようなライトでカジュアルなトーンが主流でしたが、最近では、海外ドラマ仕立てのダークに陰影を表現する、シネマトーンが多く見られるようになりました。

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このトレンド傾向は、スチール写真にも同様に見られます。家電製品のCM・広告などは、明るく爽やかなイメージが多い印象でしたが、例えばPanasonicの『ふだんプレミアム』では、全体のトーンを暗めに設定し、コントラストを重視した雰囲気あるシーンが多く見られます。一般層に手が届きそうなリッチ感が、うまく演出されている代表的な作品です。感度の高さとプレステージ感を表現することで、これまでの白物家電の持っていたイメージを変え、他社商品との差別化にドライブをかける広告ビジュアルと言えます。

このように現在、陰影が顕著に表現されているビジュアルがトレンドになってきています。カジュアルな商品では、カラフルな色使いやポップなトーンを得意としますが、上質なハイクラス向けの商品では、落ち着きがあって重厚感を感じる落ち着いたトーンで表現することがとても効果的です。これらを表現できるトーンとして「シネマトーン」がここ最近とても注目され始めています。平面的な写真に陰影をつけることで奥行き感が強調され、雰囲気ある写真に変化します。

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ストックフォトにおけるリッチテイストビジュアル

広告・CMと、ストックフォトでは、オーダーメイドとレディメイドの違いがあるだけで、ビジュアルに求めるものは同じです。これまでのストックフォトは、親近感を感じられるような明るいトーンの写真が多く存在していましたが、ハイエンドに訴求する、リッチテイストなビジュアルはあまり多くありませんでした。

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そこで、アマナイメージズではフラッグシップとなるオリジナルコンテンツをシネマトーンで制作することになりました。それが、新しく誕生したブランド「epona」です。本記事で掲載している写真はすべて「epona」のビジュアルを使用しています。

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しかし、単純にシネマトーンにすれば良いというわけではありません。全体のトレンド感をキャッチし、動きや表情をナチュラルかつドラマティックに描きだすことが必要です。

シチュエーションは過去数年間のデータを見てとてもニーズの高い「20〜30代の女性ライフスタイル」。特に「女性」、「ビジネス」、「家族」などはamanaimages.comでも非常に需要の高い素材です。ベーシックなシチュエーションでありながら、トーンを思い切り振り切ることで多くのユーザーに響くよう意識しています。

さらに、様々な商品やサービスの、メインコンシューマーとなる女性の共感を得る作品をつくるため、すべて女性スタッフで制作しています。キャスティング、スタイリング、ヘアメイクなど女性目線で制作し、ターゲットの女性が憧れを持てるような写真を目指し製作されました。

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まとめ

大きく変化しているビジュアルトレンドのなか、コンシューマーの心を掴むシネマトーンがキーポイントとなっています。

オリジナルコンテンツ「epona」は、感度が高くトレンド感溢れるラインナップとなっており、リッチテイストな訴求におすすめです。

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「映画のワンシーンを切り取ったようなドラマティックな写真」

「光と影にこだわったCinematic Photoで新しいビジュアル」

女性ディレクターが “輝く女性” にフォーカスして創り上げたブランド「epona(エポナ)」。

ナチュラルな表現から伝わる女性本来の美しさを引き出す新シリーズはアマナイメージズ独占販売作品です。感度が高くトレンド感溢れるラインナップはリッチテイストな訴求にもおすすめです。