タグとは、サイトを訪れた人(購入者)が、素材を探すために使う言葉(キーワード)のことです。前回は「タグは必要なものだけ」というポイントで、不要なタグを入れないということをお伝えしました。
それでは、必要なタグが抜けないようにするためには、どうしたらよいでしょうか?それは……

POINT
“決まった手順を守る”

手順を守ることで、必要なタグの抜け漏れもなくなります。手順は以下の3つです。


では実際にamanaiamges PLUSの素材登録編集画面で確認してみましょう。

Step 1素材のカテゴリーを選ぶ

まず、素材の内容に合ったカテゴリーを一つ選びます。選んだカテゴリーは、自動的にタグとして登録されます。このとき、メインの被写体を意識して選ぶことが大切です。メインの被写体とは、主要な撮影対象(中心となる被写体)のことです。メインの被写体が、風景や建物の場合もあれば、人物や動植物、具体的なモノの場合もあります。また、抽象的なテーマがメインの被写体となることもあるでしょう。撮影したときの思いを振り返って、選ぶようにしましょう。


以下の項目は、登録素材編集画面のタグの欄に入力します。

Step 2メインの被写体のタグ

メインの被写体の詳細についてタグ付けします。今回は、メインの被写体が風景や建物の場合について、見ていきましょう。ピンポイントの情報だけでなく、一般的な名称や、大分類的な言葉も意識して入力してください。

【大分類的な言葉】
(例)風景、自然、建物、自然現象、町並み、夜景、都会、田舎、雪景色

【一般的な名称】
(例)海、山、川、森林、高原、雲、空、田んぼ、公園、橋、家、美術館、商店街

【詳細情報】
(例)荒波、富士山、メコン川、入道雲、星空、棚田、レインボーブリッジ、
ルーヴル美術館、ヨセミテ国立公園、重要伝統的建造物群保存地区、長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産、世界遺産

【状態】
(例)凍る、荒れる、映る、並ぶ、廃墟

誤った情報はトラブルの元になります。詳細な情報は、確実にわかっている場合にのみタグとして付けるようにしてください。

Step 3撮影日 / 撮影地 / 色 / 時間帯 / 天候 / 季節 / アングル など

メイン被写体に付随する情報をタグとして入力します。風景素材の場合はとくに撮影日や撮影地の情報が重要となります。

【撮影日】
(例)2019年、5月、1日

【撮影地】
(例)外国、中国、湖北省、武漢市

国内の場合は「日本」、海外の場合は「外国」と入力してください。いずれも検索によく使用される言葉です。抜け漏れをなくし、検索機会を増やしましょう。

【色】
素材の中で特に目立つ色があれば、入力してください。
(例)白、黒、赤、青、黄色

【時間帯】
撮影時間帯が重要な場合に入力してください。
(例)朝、昼、夜、夜明け、夕方

【天候】
天候や気象状況がはっきりしている場合に入力してください。
(例)青空、曇り空、雨、雪、快晴、霧、朝焼け、夕焼け

【季節】
素材から季節を感じられる場合に入力してください。
(例)春、夏、秋、冬、新春、早春、梅雨、初夏


つづいて、カメラアングル、撮影方法、フォーマットなど技術的なタグを入力してください。

【カメラアングル】
(例)ハイアングル、真俯瞰、ローアングル

【撮影方法】
(例)空撮、合成、アップ、ドローン

【フォーマット】
(例)コピースペース、コラージュ

ここまでで、メイン被写体の重要な情報はしっかりとタグとして入力できています。



仕上げとして以下の3項目を入力することで、さらに漏れなくタグ付けが完成し、購入にまた一歩近づきます。
もう一息です!


Step 4シチュエーション・コンセプト的なタグ

シチュエーション(場面・シーン)、コンセプトなどを表す言葉があれば入力してください。

【シチュエーション】
(例)新緑、紅葉、満開、桜吹雪、工事

【コンセプト】
(例)エコ、環境、グローバル、未来


また、被写体や素材全体から受ける印象があれば入力してください。
(例)雄大、美しい、静か、幻想的、ダイナミック、キラキラ、暑い、さわやか

Step 5人物の有無

メイン被写体とは関係なく「人物」もしくは「無人」のいずれかを入力してください。

人物:人物が写っている場合には、「人物」と入力しましょう。
無人:人物がまったく写っていない場合には、「無人」と入力しましょう。

たとえば、次のような素材は「無人」ではなく「人物」です。

Step 6屋内 / 屋外

Step 5 と同様に「屋内」「屋外」のいずれかを入力してください。今回は風景・建物編なのでほぼ「屋外」ですね。建物の中で撮られた素材なら「屋内」になります。

 

以上の要素が適切にタグの中に入っているか、毎回確認するようにしましょう。慣れてしまえば、タグ付けが速く正確になります。

それでは、実際に画像に合わせてタグを付けてみましょう。

 

実際にタグを付けてみましょう

素材のカテゴリ 風景
メインの
被写体
大分類的な言葉 自然
一般的な名称 山、空、池、湖、花
詳細情報 鳥海山、青空、大谷地池、アジサイ、鳥海国定公園
状態 特になし
撮影日 / 撮影地 / 色 /
時間帯 / 天候 / 季節 /
アングル
2018年、7月、由利本荘市、秋田県、日本、緑、午前中、快晴、夏
シチュエーション・
コンセプト的なタグ
特になし
人物の有無 無人
屋内 / 屋外 屋外

風景素材の場合、撮影日、撮影地の情報は、タグには必須です。また、「青空」は検索によく使用される言葉です。検索機会を増やすためにも、忘れずに入力しましょう。

 

まとめ

決まった手順を守ると、タグに必要な要素の抜け漏れがなくなり、タグ付けのスピードもアップします。ぜひ実践してみてください。