広告・販促物だけでなく、WEBサイトやInstagram、Facebook、TwitterといったSNSなど、様々なものに写真が使われる昨今ですが、SNSで写真を無断使用して炎上・・・といった事件だけでなく、いつも業務上で何気なくしていることにも危険が潜んでいます。
■思い当たる方は注意!
・WEBサイトから右クリックでコピーした画像をプレゼン資料のイメージとして使っていませんか? ・「フリー素材」だから、どのような使い方をしても「無料でOK」と思っていませんか? ・人物写真の素材に、実在の人物のようなキャプションを付けて体験談を作っていませんか? このような使い方は、実はとても危険です。
■フリー素材の落とし穴
写真やイラストといった画像素材には有料・無料を問わず「著作権」があります。WEBサイト上に掲載されている画像にも著作権があり、右クリックでコピーして画像を無断で使用すると、著作権の侵害にあたる可能性があります。例えそれが「フリー素材」として無料で提供されている場合でも、商用使用などには使えない場合もありますので、「フリー素材」だからといって何にでも使えると思ってはいけません!
■写っている人物は大丈夫ですか?
また、写真に人物が写っている場合には、被写体の「肖像権」があり、写っている人の許可なく写真を使用することはできません。一般に写真素材を提供しているWEBサイトでは、肖像権使用許諾(モデルリリース)に同意した写真が取り扱われていますが、格安素材や無料素材では、許諾をとっていないケースもあるので、許諾の有無をしっかり確認することが肝心です。
さらに、許諾がある場合でも、使い方によっては被写体の権利を侵害してしまうことがあります。 自分とは全く関係ない意見や体験談などに自分の写真が使われた・・・、と想像してみてください。きっと、不快に感じることでしょう。政治や宗教など特定の主義主張に纏わる内容や病気や婚活など、もし自分の写真が使われたら嫌だと感じる内容での使用は思わぬトラブルに発展する可能性があります。必ず事前に写真提供元に確認するようにしましょう。