アマナイメージズでは、ビジュアル権利についての企業研修を提供しています。様々なトラブル事例などをふまえて、より便利に、より安心してビジュアル素材を使っていただけるように勉強会やセミナーを実施しています。
今回は2023年12月に株式会社ファミリーマート様で実施した「著作権セミナー」の様子をお伝えします。

改めて基礎的なことを確認したい

株式会社ファミリーマート は、フランチャイズシステムによるコンビニエンスストア事業を展開していて、国内店舗数は約16,400店におよびます。


今回、セミナーに参加した方々の業務内容はとても幅広く、食品系の宣伝、キャラクターなどとのコラボレーション、サステナビリティ関連など。研修ご担当者様からは、この幅広い業務に従事しているメンバー全員に、基礎的なことを伝えたいとお話しをいただきました。
そこで、セミナープログラムとして、以下の３つを設定しました。
① 著作権の基礎。業務に関連するような身近な権利の確認。
② 被写体の権利。人物写真で注意すべき点を確認。
③ ストック素材などビジュアル素材使用のルール確認。
説明にあたっては、事例を交えてお話ししていきます。

著作権は身近なところに

セミナーはオンラインでの実施となり、50名を超える方に参加いただけました。講師は株式会社アマナイメージズ ジェネラルマネージャーで二級知的財産管理技能士の、菅沼達哉が担当しました。

菅沼達哉（Suganuma Tatsuya）
株式会社アマナイメージズ、ジェネラルマネージャー、⼆級知的財産管理技能⼠
2007年に株式会社アマナイメージズに⼊社。15年にわたり、ストック素材販売サイトの運営や、コンテンツの審査・管理業務を担当。被写体管理者と、著作権など権利関連の交渉を数多く⾏っている。

 


まずは、どのようなモノが「著作物」になるのかをクイズ形式で確認します。小説や音楽、写真、地図、コンピュータープログラムなど、身近で業務上使用しているもののなかにも著作物はあります。これら著作物を正しく使用しないと、権利侵害やトラブルにつながることも。
まずは正しく知ることが重要。皆さんと一緒に確認を行いました。

コラボレーションの際に知っておくべきこと

様々なキャンペーンを展開しているファミリーマート様。アーティストやアニメなどのキャラクターとのコラボレーションキャンペーンも多いそうです。そこで気になるのが、「二次的な著作物」に関する権利。キャンペーンを展開する社員の方々も気になっているとか。そこで、今回のセミナーでは二次的な著作物について、誰がどのような権利を持っているかも確認しました。

著作物を用いて新たな著作物を創作することは著作権法上の「翻案」にあたり、元の著作物の著作権者に許可をとる必要があります。許可をとって行えば問題はなく、ここで創作されたものが二次的な著作物になります。では、この二次的な著作物の著作権は誰がもっているの？

二次的な著作物を創作した人が著作権を持ちますが、同時に、元の著作物の著作者も同等な権利を持つことになります。これを知らずに、元の著作者に確認せずに二次的な著作物を展開していくと、トラブルにつながる可能性があるので注意が必要です。

「知らなかった」は通用しない

著作権や肖像権などビジュアル素材に関連する権利の基本的なことを確認したのち、アマナイメージズで扱っているストック素材の特徴をご紹介しました。
ストック素材は、
・カメラマンやイラストレーターに、あらかじめ著作物の使用についての同意を得ている。
・被写体としての人物には、モデルリリース（肖像権使用同意書）で事前に許諾を得ている。
だから安心・安全につかえることを確認していきました。
毎回セミナーでお伝えしているのは、「ビジュアル素材など著作物の誤った使い方は、自社のサービスやブランドを傷つけてしまう可能性がある」ということ。法律ですので、日本の企業で働く社会人が「知らなかった」では通用しません。同じ案件に関わる皆が正しく知るということが重要ですね。
参加者の皆様より「もっと注意深く画像を扱わなければいけないな、と改めて思った」「曖昧な部分がクリアになった」などのご意見もいただけました。今後、著作物を扱う際にお話しさせていただいたことを思い出していただけたら幸いです。

ファミリーマートの皆様、貴重なお時間をいただきありがとうございました！

RF定額パック導入特典として、企業セミナーを実施。


アマナイメージズでは、写真・イラスト素材、動画素材を定額制でお得にご利用いただけるサービス「RF定額パック」を提供しています。同じ案件に関わるメンバーで写真を共有できたり、高解像度のカンプ用画像がいつでもなんどでもダウンロードできるなど、特典満載。
「RF定額パック」の導入の際には、導入企業様向けに、当社講師よる著作権セミナーを実施いたします。ビジュアル素材にまつわる権利や、ストック素材の種類・ルールについて、オンラインまたは対面のセミナー形式でお伝えいたします。

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ご利用の目的などに応じて、最適なプランをご提案いたしますので、お気軽にお問合せください。

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