どうもHOSHI(以下:星)です。

寝ても覚めても記事を書いている26才です。爽やかな川辺から失礼します。 

がんばって「鳥さん達こんにちは」の顔をしていますが、頭の中は不安でいっぱい。ライターとして徐々に仕事は広がり始め、文章力をつけるのはもちろんのこと、なにかプラスαで伝える力を身につけたいと悶々とする日々。

普段は、動画メディアに勤めているものの、自分がもっている技術は基礎中の基礎。ひとりでは簡単な料理動画しか撮影できません。

せっかくなら、人物や景色もかっこよく撮れるようになって、ぜひともお仕事の幅を広げたい!いやいやシンプルに最近のカメラ女子に対抗してみたい!

というわけで、動画の基礎からプロのテクニックまで、スペシャリストに教わることにしましたーっ!

教えていただくのはこちら、ストックフォトで有名なアマナイメージズの動画クリエイティブチームのお二人。

 

平山清道(ひらやまきよみち)先生
日本テレビグループの映像制作会社に5年間勤務後、フリーのディレクターに。テレビ番組やプロモーション映像、CMなどを幅広く手がける。2014年12月アマナイメージズに入社後、動画だけでなく静止画コンテンツを調達する部のマネージャーとして、新規フォトグラファー、クリエイターの開拓~仕入までを統括している。スポーツが大好きで休日はサッカー、柔術、ボルダリングなどを小6の息子と楽しむアクティブなパパでもある。

 

西尾将旭(にしおまさあき)
新卒でアマナイメージズに入社し、現在2年目の名古屋っ子。平山先生の一番弟子で動画クリエイティブチームの一員。大学では映像を専攻し、自主映画も制作していた。プライベートではバンドも組んでおり、憧れのベーシストは東京事変の亀田誠治。

 

第1回は「動画と静止画の違い」について教えていただきます。

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動画と静止画の違いは「画素数」?

星:先生!よろしくお願いいたします。

平山:はい、ではさっそくですが、星さんは「動画と静止画の違い」ってなんだかわかりますか?これから動画を撮っていく人間として、これはぜひ知っておいて欲しいことですね。

星:うーん・・・「尺の長さ」?

平山:いきなり業界人っぽい言い方しますね(笑)。たしかに尺は違いますけど、なによりも違うのはまず画素数です。

星:なるほど、画素数。

平山:まずは動画の方から説明しますね。現在のテレビで主流になっているフルHDは、サイズが1920×1080で約200万画素です。そして最近よく聞く、映像がとても綺麗だと言われている4K。このふたつを比べると・・・

星:おおー、4倍ですか!?

平山:そうなんですよ。サイズ的に4倍の約800万画素。こう見ると、4Kってとても大きそうに見えるんですが、ここまではあくまで動画の話。静止画と比べてしまうとこんな感じです。

星:え、全然違うじゃないですか。

平山:サイズが大きければもちろん画素数も多い。これを見ると、いかに静止画の画素数が多いのかが分かると思います。4Kは画素数が多いと言われていますが、やはりデジタル一眼レフの静止画には勝てません

星:だってもう何倍にも見えますもん。

平山:そうなんですよね。じゃあ画素数の違いでどんな問題が起こるんでしょうか。はい、西尾君。

 


えー・・・それはあれですよ、画の綺麗さが全然違いますよ!

 

平山:では大先生がそうおっしゃっているということで、見てみましょう。

星:大先生・・・!?

 

完成のサイズを意識して撮影しよう

平山:さきほど、デジタル一眼レフの静止画は画素数が多いという話をしましたが、画素数が多いと近くに寄って見てみてもかなり綺麗に撮れています。例えば、撮った写真をあとでトリミング(切り抜き)しても、比較的綺麗なまま抜くことが出来ます

星:トリミングしても綺麗(復唱)。

平山:静止画は、街のポスターからWEBサイトの挿入画像まで、使用する媒体によって必要な画素数が変わります。そのため、多少トリミングをしても成立することがありますが、動画の場合はそうはいきません。

星:うーん…どういうことなんでしょう?

平山:例えばフルHDで流すには、撮る段階で1920×1080で撮影が出来ていなければいけないんですね。1920×1080で撮影した動画をトリミングして、それをフルHDで再度書き出す場合、トリミングしたものを無理やり引き延ばすことになるので、当然画が荒れてしまいます。

なので、女性の全体像と表情の画が両方欲しいという時、あとからアップでトリミングということができないので、動画の場合は初めからサイズを狙って・・・

星:最初からサイズを意識して撮らなければいけない。

平山:そうです!呑み込みが早いですね。

平山:動画の場合は、複数のカットを編集でつなぎ合わせて使用する必要があるので、トリミングして荒れてしまったものは使うことができません。だからこそ、最初から狙いたいサイズを決めておく必要があります

例えば、女性が料理をしているシーンだとしたら、そこがどういう場所か分かるようにキッチン全体、どんな女性なのか分かるように顔、料理しているのが分かるように手元・・・という風にちゃんと撮る素材をあらかじめ決めてから、撮影に臨む必要があるんです。

 

5W1Hを収めてより伝わる映像に

星:事前に練っておかないと、のちのち欲しい画が足りないってこともあるわけですね。

平山:そう。動画編集を目的とした撮影において大切なことは、簡単に言うと、5W1H

星:あの英語の授業で習ったやつ・・・?

平山:はい、その通りです。

・いつ(When)
・どこで(Where)
・だれが(Who)
・なにを(What)
・なぜ(Why)
・どのように(How)

これらを映像に収めることが大切です。その時のシチュエーションや、撮る対象の表情や心情を伝えるにはそれだけの画が必要で、ひとつひとつをしっかり撮っておかないと、あとあと編集で苦労することになってしまいます。

星:うーん、なんか事前準備がすごく大変そうですね。

平山:ちょっとビビらせてしまったかもしれませんが、コツや法則を知っていればワンランク上の撮影をすることができるので安心してください。これまで動画と静止画の違いについて話してきましたが、もうひとつだけ覚えてほしいことがあります。はいどん!

平山:西尾くん、これってどういうことか説明できる?

西尾:あーこれは分かりますよ、僕は!動画は連続した写真を何枚も重ねることで動いているように見せているものだということですよね。大体1秒間に30枚の写真を使うと一般的にみんなが観るようななめらかさに見えます。

平山:うん、だいたいはあってますね。

星:おー!さすがですね!

 

「fps」を設定して雰囲気ある動画に

平山:西尾くんが言った通り。動画というのは連続した静止画で動きを表現しています。例えばパラパラ漫画を想像してもらうと分かりやすいですね。その1秒間に何枚の静止画で構成されているかというのが、「fps」(フレーム・パー・セカンド)という数値です。

平山:デジタル一眼レフの動画設定を見てみると、フルHDで24fps、30fps、最近では60fpsで設定できるものがあります。24fpsだと、1秒あたり24枚のフレーム(静止画)で構成されている。ちなみに24fpsで設定して撮ると、なんとなく動きの雰囲気が映画っぽく見えます。

星:へええええええ!!

平山:まあそれだけじゃないんですけど、画質のトーンやぼけ感を調整してみたりしたうえで24fpsで撮影すると、かなり雰囲気が出せるので、このfpsというのは奥が深いんですよ。

星:それにしても、映画が一番fpsが少ないってなんだか意外な感じがします。テレビより映画の方が映像にこだわっていそうだし、その分細かいフレーム数で撮ってるイメージが勝手にあったんですけど。

平山:そうですよね。最近はほぼデジタルで撮るので必ずしもそうではないけど、元々フィルム撮影していた時がその24フレームという数字だったんです。

星:へー!フィルム時代の雰囲気が今でも大切に受け継がれていると。泣きそう。


…泣く必要はないですね。

 

星:いやーなるほどです。私、撮る対象や出来上がりのイメージによってフレーム数を変えるというのも知らなかったです。

平山:それはよかった。もちろんこれだけで映画のような雰囲気になるわけではないですが、大きな要因の一つなので意識すると良いですね。ちなみにさっき西尾くんが言ったように、テレビは約30fpsです。迷ったらまず30fpsにしておけば、一番無難で使いやすい

最近は60fpsで撮れるデジタル一眼レフも増えてきているんですけど、これはさらに動きがなめらかに撮れます。スポーツや乗り物、ダンスなど動きの速いものを撮るときは60fpsがおすすめです。

 

事前準備が動画の質を決める!

星:ちなみにこのfpsって必ず撮影する前に設定しなきゃだめなんですか?例えば、30fpsで撮っちゃって、あとで24fpsに編集するとかも可能なんでしょうか。

平山:一応それも技術的には出来るんですけど、基本的にはやはり最初に設定しておかないとだめですね。あとから24fpsにすると無理矢理コマを減らすことになるので、なんだか少し違和感が生まれます。これも必要なシーンを事前に決めておくのと同じで、撮影の時にしっかり設定しておく必要があります。

星:とにかく動画というのは、事前準備がとても重要になってくるというわけですね。

平山:そうです!その感覚が身につけば、イメージの固まった撮影ができます。では次回は、お洒落な雰囲気の映像を撮るためのコツをお教えします。

星:(お洒落な雰囲気…)大好物です。早く知りたい。

 

次回へつづく

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