コンテンツマーケティングにおいて大事なことは、コンテンツの評価指標を決めコンテンツの効果測定を続けていくことにあります。【参考:効果測定指標と効果測定について

Google Analytics等の無料ツールを活用する方法、有料の効果検証ツールを導入し効率よくデータを収集する方法、企業の方針や評価指標によって使うツールは変わってきます。そこで今回は、簡単に効果測定ができ、作業時間を大幅削減することができる、効果測定ツールを無料・有料にわけご紹介したいと思います。

 

■無料ツール

無料で使えるなら無料の方がいい!と思うのは当然のことだと思います。現在の無料ツールは有料ツールと比べても見劣りしないものばかりです。まずはじめは無料ツールでサイトの効果検証をしていき、自社の特徴や方向性が定まってきた段階で、有料ツールや有料プランの検討をすることをお勧めいたします。


Google Analytics

Google Analytics

 

どの企業も使っていると言っても過言ではないGoogle Analytics。Googleが無料で提供しているアクセス解析ツールです。

サイトのアクセスの解析はもちろんのこと、コンテンツごとの分析やモバイルアクセスの分析、コンバージョン分析等様々な項目に別けて分析することが可能です。初心者の方にも簡単に導入することがきる、効果測定には必須のツールとなっています。


・企業名:Google
・ツール名:Google Analytics
・URL:https://www.google.co.jp/intl/ja_ALL/analytics/
・有料プラン:Google Analytics プレミアム


Yahoo!アクセス解析

Yahoo!アクセス解析

 

Yahoo!アクセス解析は厳密には無料ツールではありませんが、Yahoo!プロモーション広告を利用している場合は原則無料となります(Yahoo!タグマネージャーの利用が必須)。

設定が少々複雑ですが、ユーザー属性の分析やサイト訪問の組織分析(業種の分析)、広告・コンバージョンの分析まで一通りの分析機能を無料で使うことができます。アクセスがあった瞬間に、ページビュー / 訪問者数 / ユニークユーザーの速報値が更新され、リアルタイムな分析に特化している点が特徴です。

 

・企業名:Yahoo! JAPAN
・ツール名:Yahoo!アクセス解析
・URL:http://analytics.yahoo.co.jp/ 

 

Ptengine

Ptengine

 

Ptengineは、スマートフォン、タブレット、PC全てのデバイスからアクセス解析が可能となっています。その中でも最大の特徴が、全デバイスのヒートマップ分析にも対応している点です。サイトのどこが見られていて、どこがクリックされているのかを一目で判断することができます。導入も非常にシンプルでWordPressのプラグインにも対応しています。

月間25,000PVまでは無料で使用することができますますが、PV数が増えると有料プランとなってしまうのがデメリットです。しかし、インフルエンサー限定無料特別プランが準備されているので、個人運営のアカウントの方は適用条件を確認し導入することで、有料プランとほぼ同じ機能が無料で使えることができます。

 

・企業名:株式会社Ptmind
・ツール名:Ptengine
・URL:https://www.ptengine.jp
・有料プラン:https://www.ptengine.jp/plan/

 


■有料ツール

有料ツールは、サイトの分析は勿論ですが、コンテンツマーケティングに特化しているツールも多々あり、コンテンツごとに詳細なデータをとることができます。

様々な追加機能や改善案の提示、管理ツールの一体化等便利な機能が複数ついているものばかりなので、自社に合ったツール選びを心がけ、作業時間を効率的に短縮しましょう。

 

ADEBiS(コンテンツエビス)

ADEBiS(コンテンツエビス)

バナー広告やメルマガなどの、ネット広告の効果を測定するツールADEBiSの機能の1つ「コンテンツエビス」。コンテンツへの流入からコンバージョンまでを包括的に計測し、コンテンツの評価を1つのKPIで可視化することが可能です。
評価ポイントは「流入」「読了」「共感」「拡散」「成果」の5つを指標としており、コンテンツマーケティングに特化したツールとなっています。

 

・企業名:株式会社ロックオン
・ツール名:ADEBiS(コンテンツエビス)
・URL:http://www.ebis.ne.jp/function/contents.html
・価格:月額10,000円~(初期費用無料、クリック数により料金が変動、その他目的に合わせたオプション料金を準備)

 

Ginzametrics

Ginzametrics
Ginzametricsは、SEOの計測ツールですが、近年のコンテンツマーケティングのトレンドに合わせ、コンテンツ単位でのアクセス数やソーシャルシグナル数、外部リンクなどの計測が可能となりました。基本はSEO計測ツールの為、計測するキーワード数や管理サイト数で料金設定が異なります。

GoogleAnalyticsとの連動が可能であり、SEOの順位計測とアクセス解析、ソーシャルの解析が一つのサービスで管理することができるのが特徴です。

 

・企業名:Ginzamarkets株式会社
・ツール名:Ginzametrics
・URL:http://www.ginzametrics.jp/
・価格:月額100,000円~(管理キーワード数、管理サイト数、競合サイト比較数によって価格が変動。3プラン準備)

 

HEAP

heap-mobile-and-web-analytics

ヒープアナリティクスは、ユーザー行動の解析に特化したツールです。どのユーザーが、どのボタン(HTMLやCSS要素で定義された箇所)をクリックしたかを解析することが可能です。カスタムプロパティを利用することで、モバイルセッションとWEBセッションを結びつけることができ、ユーザーをより詳しく解析することができます。

ユーザーが、他記事のレコメンドリンクをクリックする割合や、アクションの行動を分析することもでき、サイトUIの改善箇所を分析することができるのも特徴です。日本語のサイトはありませんが簡単な説明文、動画がある為簡単に導入することができます。


・企業名:Heap株式会社
・ツール名:Heap
・URL:https://heapanalytics.com/
・価格:カスタム価格(50,000セッション迄は無料で使用可能。それ以上はセッション数の設定により料金が変動)


MIERUCA

mieruca

MIERUCAは、Google Analyticsと連携し、「集客」「閲覧」「誘導」「成果」の4つの指標でコンテンツの効果測定を行います。

また、コンテンツの検証を行うだけではなく、コンテンツ作成時に必要なキーワードやトピックの抽出が可能です。競合サイトや流入キーワードの検証、共起キーワードの作成からコンテンツのコピーチェック等の品質管理まで、コンテンツ作成に必要な機能が充実しているのが特徴です。

 

・企業名:Faber Company
・ツール名:MIERUCA
・URL:https://mieru-ca.com/
・価格:月額50,000~(初期費用100,000円、サイト数やSEO効果件検証のキーワード数によって価格が変動。3プラン準備)

 

AIアナリスト

AIアナリスト

 

AIアナリストは、登録手続きを行いGoogle Analyticsと連携するだけでサイトのデータを分析してくれるツールです。面倒なタグの設定等は不要ですが、Google Analyticsの導入が必須となります。

Google Analyticsから、訪問者数や流入元のデータを抜き出し、CV数の変動要因を独自のアルゴリズムで見つけ出します。そこから人工知能がサイトの改善案まで出してくれるのが最大の特徴です。その改善成果は60%以上となっており、人工知能が人間が提供する改善サービスを上回ったとも言われています。※

有料プランはサイトのアクセス数によって若干変動するようですが、基本的には月額4万円で利用することができます。
※参考:IoT NEWS【WACUL、人工知能「AIアナリスト」成果達成率で人間を上回る】よりhttps://iotnews.jp/archives/35754

 

・企業名:株式会社WACUL
・ツール名:AIアナリスト
・URL:https://wacul-ai.com/
・価格:月額50,000~

 


 

いかがでしたでしょうか?

効果検証ツールと言っても、サイト全体の検証、コンテンツの検証、ヒートマップの確認等、様々な特徴がございます。まずは無料ツールを導入し、自社に合った効果検証を行ってみましょう。

無料ツールで物足りなさを感じ、コンテンツやサイトの改善を積極的に行いたい場合は、有料ツールとの組み合わせを検討し作業時間を効率的に短縮していきましょう。

 

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